「星は深い闇に輝く」清水匡 写真展より

  • 2020.01.21 Tuesday
  • 21:32

一週間ほど前、私は流れ星を見ました!!しかもここ東京で!ごくごく普通の日に。

自宅への帰り道でした。ただボーッと空を見ながら歩いていたら、突然ひとつの光が広がって、ぶぁーっと短く弧を描きました。あっという間の出来事で、私はただ固まっていただけでしたが、、。少し経ってから、友人が仕事で遠い国に行っていたのでその無事を祈りました。そしてその遠い国の人たち他の国の人、子供たちも幸せでありますように、と。東京の夜空は肉眼で見えるほんの少しの星以外、ほとんどが漆黒です。なので、この流れ星の輝きは一際でした。星は深い闇の中で、より輝くのです。

 

そんな輝きを、昨日は新宿のオリンパスギャラリー東京で見ることができました。清水匡 写真展「星は深い闇に輝く」−フィリピンの天使たち−です。清水さんは今回、国境なき子どもたち (フィリピン、バングラデシュ、パキスタン他の恵まれない子どもたちや青少年の教育、職業訓練を支援する団体)の活動とともに写真家として撮り溜めた作品(2003-2019)の中から、フィリピンのストリートチルドレンの写真を発表されました。とても素晴らしいし写真展でした。

冒頭に清水さんの挨拶文があり、このように書かれていました。(以下、フライヤー文章より抜粋)

「マニラの一角にストリートチルドレンがたむろする墓地があった。2003年、僕はその墓地で1枚の写真を撮った。そこには墓石の上に横たわる若い母親と赤ん坊が写っていた。4年後、行政が墓地の不法居住を取り締まったとの情報が入った。僕は、行き場を失った子供たちの状況を撮影するため同じ場所を再び訪れた。そこでしつこく物乞いしてくる無邪気な少年に惹かれシャッターを切った。

 後日、写真の整理をしていたとき、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けたことを今でも忘れない。墓地の赤ん坊と物乞いの少年が同じ子供だったのだ。」

 

 

 

後にお話を伺うと、ストリートチルドレンの両親は生きていくために子供を物乞いとして育てるため、子供の保護を許さないのだそうです。親の許可がなければ、例え保護の目的でも誘拐になってしまいます。

そして清水さんは、文章でこう続けます。「それは、墓地生まれの赤ん坊が元気に成長していたことへの感動であり、路上で暮らす子供たちに畏敬の念を覚える瞬間でもあった。」

 

 

 

 

フィリピンのストリートチルドレンは、犯罪や死と隣り合わせ。屋根のないところで生まれ、そのまま物乞いの少年として生きていく子。犯罪やシンナーに手を染める子。何年もまるで変わらない状況の中で必死に成長する天使たち。
状況は良くないが写真はけして衝撃的なものではなく、子どもの日常、生活の色、生きる姿が美しく尊く見えました。

 

清水さんの写真は情景を伝えるだけでなく作品としても素晴らしく、色彩豊かな表現の中に確かな暖かさがあります。今回の写真展は土門県記念館の後援を受けており、人道写真家として立派な経歴もお持ちですが、「僕がすごいんじゃなくて、子供たちがすごいんです。」と、清水さんはおっしゃいます。

 

 

 

深い闇に輝く天使たちを、みなさんにもぜひ間近で観てほしいなぁと思います。

明日22日3時頃まで。オリンパスギャラリー東京にて。

 

 

 

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